農薬って危険なんでしょ?

「農薬」と聞いて、良い印象を持つ方はいない思います。農薬を使って作られた農産物はやっぱり危険なのか。この記事では農薬の是非について考えてみます。

なぜ農薬を使うのか

そもそも、なぜ農薬を使って農業をするのでしょう?

それは、農薬を使わないと農産物が病気になったり、害虫による被害を受けてしまい、売り物にならなくなってしまうからです。果物にしろ野菜にしろ、まずは見た目でその農産物の価値が判断されます。

少しでも多くの「商品」を生産するために、多くの農家は農薬を使用しています。

農薬を使用して生産した農産物は危険なのか

危険な農薬としてDDTや水銀含有農薬という言葉を聞いた事がある方もいらっしゃると思います。これらは毒性があり、人体に影響を及ぼす薬です。

しかし、既に1970年代に使用が禁止されており、現在は使用されていません。

農薬には使用基準というものが設けられており、この基準を超えないように使用方法が決められています。

例えば、

  • 適用作物以外に使用しない
  • 単位面積当たりの使用量を上回って使用しない
  • 使用回数を上回って使用しない

などが挙げられます。この他にも使用方法は細かく決められており、農薬による健康被害が起こらないように厳しく基準が定められています。

この基準を守った農薬散布をしていれば、人体に影響がなく、安全と言えるでしょう。

まとめ

農薬を使わない、有機栽培という方法で農業をしている野菜農家もいます。しかし、果樹農家では皆無と言ってもいいでしょう。それだけ果樹農家にとって農薬というのは必要不可欠なものです。

「農薬=危険」ではなく、農薬は正しく使えば体に影響はありません。おいしい野菜や果物作りを手助けしてくれるものです。私たち農家は安全でおいしい農産物をみなさんに食べてもらえるよう、日々の仕事に励んでいます。

当農園では、農薬を使用した栽培をしています。しかし、むやみに使うのではなく、畑の木の状態を日々観察し、必要最低限の農薬散布を行なっています。

しつこい様ですが、日本の農産物は安全でおいしいです。

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